モンドラ月額化

マネタイズを考えるにかっこうの材料。

マネタイズでは今年2月のパズル&ドラゴンの課金形態が話題になりましたが、
そろそろ月額制度の再評価が来ると思っていた矢先の出来事です。


根底にあるのはアイテム課金のいきすぎた風潮です。
牽引したソーシャルゲームはすでに成熟期に入った兆候を見せています。
行政の取り締まりの動きもちらほら。
ユーザーの課金疲れも感じる。

自分が気にしてるのはアイテム課金は長く遊べる良質なゲームに結びついていないことですね。
ゲーム料金だけで他産業の収益構造からかけ離れた大儲けしようと考えることに限界あると思っています。(パチンコ・風俗がありますけどね・・・。)
すでに大量の課金ユーザーを産み出したタイトルならば早々のことでは大量課金したユーザーも離れられないだろうが、
これから新タイトルを出してそれらの過去作と勝負をするにあたっては別の戦略が必要だと思っていました。

モンスター×ドラゴンは直近3カ月で大幅なテコ入れが行われています。

・ユーザー投稿型ミッション
・マップ兵器
・1回限定のプレイヤースキル

これらは2.0と呼称していました。
そして9月より始まる3rd Seasonはハンゲチャネル(&ランキングリセット)、クエスト、オークション月額化が目玉のようです。

今のままでは月額化とアイテム課金のいいとこどりしただけのように思える。
定額制は浅く広く、アイテム課金(ガチャ)は一部からがっつりというビジネスモデルですが、
青天井のガチャを維持したままタダ乗り層を撲滅しようという方向です。

運営側にとってはいいとこどりなわけです。そりゃあやれるならそれがいいです。
しかし、こうゆう制度で大成功しているタイトルが思いつきません。

要するに、置き去りになっているのはユーザーのメリットです。
今のところまったくない。まず今まで遊んでいた微課金層は減少するでしょう。

総収益増大>ユーザー減少

の採算が立ってるから導入に踏み込んだでしょうがどういう見積もりしてるのか興味しんしん。
定額化する代わりにユーザーの便益増大する奥の手がまだ用意されてるのかなあ。
現行の半ガチャ半パックから完全カードパック化するくらいの。

まあ、途中で変更するだけあって定額化といっても”実質的”なものであって無料プレイも可能な逃げ道は用意されています。
だいぶ危うい手綱さばきしているなあと思ってるんだけど、だからこそチャレンジの結末に全力で注目中でっす。

両手に花になるのか、二兎を追うものは一兎も得ずになるのか、はてさて。