コンセプトシート

アイディアを産むのは古典「アイディアの作り方」でも言われているように、組み合わせが大事だと思います。

しかし、どう組み合わせるのか、もしくはネタはどうやって持ってくるのか。そこに定石ってあるような無いような。
ひらめきもあれば、なにかとっかかりから論理的に解きほぐしていったり。
”センス”を磨くために普段から好奇心と研究心を広く深く持つことぐらいか。

一方で、産まれたアイディアを整理する方法はわりと定石があるように思います。
5W1H”という奴です。

ゲームを題材にして、コンセプトシートなるものを作ってみました。

真ん中に置くのはコンセプト。
例えばMineCraftであれば以下になるでしょうか。

LEGOのブロックで思うままの世界を創り、仮想世界で他プレイヤーと生活する。」

何をもとに、どんな楽しさを体験するゲームなのかを一言で言い表す。

これを5W1Hで要素を詰めていくとしっかりとした骨組みが作れます。

ポイントは世界観とシステムで組み立てることかなと”現時点”では思います(←この辺は日々ブラッシュアップ)
どんなキャラクターがどんな世界観で、何を目的にどういった動機でどのように遊ぶのかということです。
オンラインゲームだと後者がより重要なものとなり、家庭用ゲームだと前者の比重が高くなるという印象です。

また、忘れてならないのはターゲットという視点です。訴求ポイントにつながっていきます。

マスなのか特定ニッチ層なのかというセグメント、もっと具体的に30代独身男性とか主婦層のようなプロファイル、PCゲームやGreeなどのようなデバイス/プラットフォーム、そして国内なのか海外なのかという地域などが入るでしょう。

こういう工程をじっくり行うことで、ヒットタイトルを皮変えしただけの作品に陥らないようにしていきたいものです。